免疫組織化学的診断が困難な肺腺がんおよび扁平上皮癌を脂質プロファイルによって診断
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免疫組織化学的診断が困難な肺腺がんおよび扁平上皮癌を脂質プロファイルによって診断

要旨

切除不能な非小細胞肺癌患者において、組織学的診断はしばしば以下のような場合に基づいている。組織学的診断に適さない小さな生検標本に基づくことが多い。組織学的診断に適さない小さな生検標本に基づくことが多い。

従って、組織形態や従来の免疫組織学的診断法に依存しない新しい診断法を確立することが重要である。組織形態や従来の免疫組織化学(IHC)マーカーに依存しない新しい診断法の確立が求められている。

我々は切除した原発性肺腺癌(ADC)および扁平上皮癌(SQCC)検体の脂質プロファイルを液体クロマトグラフィー-液体クロマトグラフィーを用いて分析した。液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法を用いて分析し、ADC26例と 18例の検体を探索コホートと検証コホートに均等に割り付けた。ノンターゲットスクリーニング により、ADCとSQCCにそれぞれ96と13の脂質ピークが同定された。

これらの109の脂質ピークのうち、ADCとSQCCにおける6と6の脂質ピークが、バリデーションコホートにおけるターゲットスクリーニングで再現性を示した。バリデーションコホートでのターゲットスクリーニングで再現性を示した。最終的に、ADCとSQCCでそれぞれ3つと4つの陽性脂質マーカーを選択した。SQCCで3個と4個の陽性脂質マーカーを選択し、高い識別能力を示した。

IHC染色での診断が困難な症例では [cardiolipin(18:2_18:2_18:2_18:2)-H]− および[トリグリセリド(18:1_17:1_18:1) + NH4]+ は、優れた識別能を示した。これらの新規脂質マーカー候補は、切除不能NSCLCのより正確な診断とその後の治療戦略に貢献する可能性がある。

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